東芝とローム「パワー半導体」共同生産へ 最大1294億円を経産省が補助
EV=電気自動車などに欠かせないパワー半導体について、東芝と、半導体大手のロームが共同で生産することを発表しました。事業総額のうち、最大1294億円を経済産業省が補助します。
パワー半導体は、電気自動車や産業機器の省エネ性能を高めるために欠かせず、世界各国で需要が高まっています。
両社の発表によりますと、東芝は石川県、ロームは宮崎県でそれぞれ建設中の新工場で生産を分担し、パワー半導体の生産能力を強化するとしています。
事業総額は3883億円で、経済産業省がそのうち最大1294億円を補助します。
西村経産大臣は「国際競争力向上には国内メーカーの連携は不可欠だ」として、引き続き企業同士の連携を促進し、パワー半導体の生産基盤を強化していくと述べました。