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ゴーン被告会見 政府関係者“印象操作”

2020年1月9日 12:00

保釈中レバノンに逃亡した日産のカルロス・ゴーン被告が8日の会見で名指しした西川前社長らが取材に応じ、裁判で有罪になるのが怖くて逃げたのではないかなどとゴーン被告を非難した。

西川前社長はゴーン被告の会見で「ゴーン被告を追い出す陰謀に加わった」などと名指しして批判された。これを受け西川氏が9日朝、取材に応じた。

日産・西川前社長「どんなこと言うかなと思ったんですけど、ちょっと拍子抜けしましたね。日本で裁判で有罪になるのが怖いということで逃げてしまったんじゃないかなと。僕としてはまた裏切られたなという感じが強いですね。あんな話なら日本でしないのか非常に疑問残る」

また、ゴーン被告の逮捕をめぐり、日産と政府当局との橋渡しをしていたと名指しされた豊田社外取締役もゴーン被告の逃亡を非難した。

日産・豊田社外取締役「国外に出ている人の自作自演にお付き合いしている暇はありません」

一方、政府関係者は、ゴーン被告が逮捕は自分を経営から排除するための陰謀としたことに「経営方針と逮捕は全く別の話でつなげて話すことは印象操作だ。きわめて悪質で相手にしたくない」と話している。