「LNG」欧州に融通 政府が検討 ウクライナ情勢緊迫受け
ウクライナ情勢の緊迫を受け、政府は、火力発電などの燃料になるLNG(=液化天然ガス)について、ヨーロッパに融通する検討に入りました。
関係者によりますと、政府は3日、日本が輸入するLNGの一部をヨーロッパに融通する検討に入りました。ヨーロッパで消費されるLNGの多くはロシアに依存していて、ロシアによるウクライナ侵攻の懸念が高まる中、供給が途絶える事態に備えるものです。
融通の検討はアメリカ政府からの要請を受けたものですが、日本でも去年、LNGの在庫が不足したことで電力需給がひっ迫していて、政府関係者は「日本も余裕はない状況だ」と話しています。