20年の企業倒産件数 7年ぶり1万件超か
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年の企業の倒産件数が7年ぶりに1万件を超える見込みです。
帝国データバンクによると、2020年1月から4月の全国の企業の倒産件数は去年に比べて200件以上増え、2849件となりました。新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響が出始めており、年間の倒産件数は7年ぶりに1万件を超える見通しです。
業種では、外国人観光客の急減で宿泊やレジャーなどの倒産が増えているほか、外出自粛の影響で飲食、アパレルなど生活に直結している企業の倒産も目立つといいます。
帝国データバンクでは、今後も新型コロナウイルス感染の第2波が懸念されるなど、多くの業種で業績回復や事業継続の見通しが立ちづらく、倒産が散発する可能性が高いとみています。