麻生財務相と日銀の黒田総裁は、新型コロナウイルス感染拡大により悪化している経済について会談を行い、企業金融の円滑化と金融市場の安定維持に向けて、あらゆる手段を講じるとする共同談話を発表しました。

麻生財務相「今後とも政府と日銀が緊密に取り組んでいくことを、黒田総裁と再確認させていただいたところです」

麻生財務相と日銀の黒田総裁は、新型コロナウイルスへの対応について意見交換をし、異例ともいえる共同談話を発表しました。その中で、「企業金融の円滑化と市場の安定維持に向けて、あらゆる手段を講じる」とした上で、「日本経済を成長軌道へと回復させていくために、政府と日銀が一体となって取り組んでいく」としています。

日銀は２２日、臨時に開いた金融政策決定会合で、感染拡大により打撃を受けた中小企業などへの支援策として、新たに３０兆円規模の資金供給策を決めていて、今後も政府と日銀が連携を強化する姿勢を改めて国内外に示しました。