日本生命、保育事業大手「ライク」と資本業務提携 保育業界の環境改善進める狙い
生命保険最大手の日本生命が、保育事業大手の「ライク」と資本業務提携すると発表しました。保育業界の人手不足など環境の改善を進める狙いです。
日本生命はライクに8億円あまりを出資し、およそ3%の株式を取得することで合意したと発表しました。ライクは、認可保育園や学童クラブなどを全国で410か所以上運営しています。日本生命はライクの持つ保育所業務のノウハウをベースに共同でシステム開発を進め、人手不足が続く保育士の業務効率の向上に繋げることで、保育業界全体の環境改善を図る考えです。
また、開発したシステムは、日本生命が今年6月に買収した介護や保育を手がけるニチイホールディングスの保育所にも展開する方針です。
日本生命は国内で少子高齢化が進み、保険事業だけでの収益拡大が厳しくなる中、介護や保育についてもグループの中核事業に育て、収益の多様化を図ります。