2次補正原案 家賃補助やひとり親世帯支援
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政府の第2次補正予算案の原案が判明しました。家賃補助や、ひとり親世帯の支援などが盛り込まれています。
第2次補正予算案の事業規模は100兆円を超え、政府が財政支出する、いわゆる「真水」の額は第1次補正予算を超える見通しです。
原案によりますと、従業員を休ませている企業に支給する雇用調整助成金は、1日の上限額を8330円から1万5000円に引き上げ、労働者自らが直接申請できる新たな制度をつくります。
売り上げが大幅に減った事業者には、金額に上限を設けた上で店舗にかかる家賃の3分の2を半年分、支給します。
また、新型コロナウイルスの患者に対応する医療従事者や介護施設の職員に対し、1人あたり最大20万円の慰労金を支給します。そのほかの病院や診療所に勤務する医療従事者などにも5万円が支給されます。
さらに、児童扶養手当を受け取っているひとり親世帯に最大5万円を支給し、第2子以降は3万円を加算します。
予算案は27日、閣議決定される見通しです。