東電が勧誘委託の会社 録音データ改ざん
東京電力が電話勧誘業務を委託していた会社が顧客に対して不適切な説明をした電話のやりとりについて音声データを改ざんしていたことがわかりました。
東京電力によりますと、勧誘業務を委託していた「りらいあコミュニケーションズ」は顧客と交わした電話の録音データを改ざんして東電に報告していました。
契約内容について客に誤解を与えるようなやりとりや他社のサービスについて誤った説明をしている部分の音声データを削除し、違和感がないように見せかけていたということです。
りらいあコミュニケーションズが去年、東電に提出した音声データ71件のうち、44件が改ざんされていました。
東電はこの業務についてりらいあコミュニケーションズとの契約を打ち切っていて、「契約獲得を優先し、誤解を与えるような説明など不適切な対応があったのは事実。心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。