自動車メーカー8社 前年同月比6割超減少
国内自動車メーカー8社の先月の世界全体の生産総数は、新型コロナウイルスの影響による生産調整などにより、前年同月比で6割以上減少しました。
国内の自動車メーカー8社は、先月の生産や販売台数を発表し、世界全体での生産が合わせて約91万6700台と、前年同月比で61%減少と、大きく落ちこみました。
メーカー別でみると、日産自動車は、新型コロナウイルスの影響でアメリカの工場が稼働せず生産できなかったことにより、前年同月比で62%の減少、トヨタ自動車も国内や北米の工場で生産調整していることから54%の減少となるなど、いずれも減少率は、今の方法で統計を取り始めて以来最も大きいものとなりました。
一方で、地域別の生産数でみると、中国での生産は回復傾向にあり、日産やトヨタでは増加となりました。
また、販売数でも、中国では日産やトヨタは前年よりもプラスになり、アメリカなど他の地域の販売も前年並みに近づくなど、回復の兆しがみられています。