4月の残業代1割超減少 新型コロナ影響
新型コロナウイルスの影響で、今年4月の働く人1人あたりの残業代が、1割以上減ったことが明らかになりました。
厚生労働省によりますと、今年4月の1人あたりの労働時間は、去年4月と比べると3.7%減り、残業代は、12.2%減少しています。
特にパートタイムの労働者では、23.1%の減少となりました。パートタイム労働者は、給与全体も3.9%減っています。
また、業種別でみると、飲食サービス業などで、46.1%、美容や映画館などの生活関連サービス業で43.9%残業代が減り、これらの業種のパートタイム労働者は、給与全体も14%の減少となりました。
厚労省は、「緊急事態宣言で営業自粛の要請を受け、飲食店などへの影響が大きい」としています。