円相場、約4か月半ぶりに一時1ドル=147円台まで上昇 米雇用統計発表受け
外国為替市場で一段と円高が進み、円相場はおよそ4か月半ぶりに一時、1ドル=147円台まで上昇しました。日本時間の2日夜、アメリカで発表された雇用統計が市場予想を下回ったことが要因です。
アメリカの景気が後退するとの懸念が強まったことで、ドルを売って円を買う動きが強まりました。このところ、外国為替市場では、日米の金融政策の方向性の違いから、円高ドル安の流れが強まっています。
今週、日銀が追加の利上げに踏み切った一方、アメリカでは早ければ9月に利下げに踏み切る可能性が高まっていることで、日米の金利差の縮小が意識されているためです。
円相場は7月上旬に1ドル=162円に迫って以来、1か月で15円ほど円高が進みました。