コンビニ大手3社、共同配送を行う実証実験
コンビニ業界で課題になっている配送ドライバーの不足問題などを解決するため、コンビニ大手3社が会社の枠をこえて、配送を共同で行う実証実験を始めました。
この実験では、同じトラックがコンビニ3社のセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンを巡回して商品を配送します。
コンビニ業界で課題になっている配送ドライバーの不足や排ガスに含まれる二酸化炭素の問題などの改善が期待されています。
この実験は、当初、東京オリンピック期間中の都内の交通量を減らすことも目的に兼ねていたため、実験の対象地域は競技会場が集中する都内の湾岸エリアが選ばれましたが、コンビニ業界では、店舗数が少ない地方で共同配送への期待が高いということです。
この実験を呼びかけた経済産業省では、今回の実験をきっかけに商品を運ぶワゴンや段ボールの大きさなどをコンビニ業界で統一化するなどして、コンビニ流通の機械化や自動化を推し進めていきたい考えです。