在宅でPC感染し不正アクセス 三菱重工業
三菱重工業は、名古屋地区の社内ネットワークが不正アクセスを受けたと発表しました。在宅勤務中の従業員のパソコンがウイルスに感染し、社内に広がったということです。
三菱重工業によりますと、4月末に名古屋地区の従業員が在宅勤務を行った際、会社所有のノートパソコンで社内ネットワークを経由せずにSNS(=会員制交流サイト)を利用したところ、コンピューターウイルスに感染しました。
その後、この従業員が5月初旬に出社した際、このパソコンを社内ネットワークにつないだことでウイルスが社内に広がったということです。
このウイルスの影響で社内ネットワークが第三者から不正アクセスを受け、三菱重工グループの従業員の名前やメールアドレスといった個人情報のほか、サーバーの設定情報などが流出しました。
三菱重工の名古屋地区には民間航空機や宇宙開発などに関連する工場がありますが、機密性の高い技術や取引先の情報の流出はなかったということです。