円安加速、24年ぶり1ドル=138円台 米消費者物価指数の伸びを受け
円安が一段と加速しています。円相場が1ドル=138円台まで下落しました。
14日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=138円台まで下落し、約24年ぶりとなる円安ドル高水準を更新しました。
これは、アメリカの消費者物価指数が約40年半ぶりの高い伸びとなったことを受けたものです。物価高を抑えるためにアメリカの中央銀行にあたるFRBが今月の会合で大幅な利上げに踏み切るのではとの見方が広がり、金利の高いドルを買うために円が売られ、円安が進みました。
一方、日本ではエネルギー価格の高騰などを受けて、企業間の取引価格も記録的な高値をつけています。円安の加速による輸入物価の上昇で、企業が、店頭での販売価格もさらに引き上げれば、消費者への影響が懸念されます。