日銀、あす決定の金融政策の行方は… 長期金利上限、さらなる引き上げの見方も浮上
1ドル=150円前後と一段と円安が進み、長期金利もおよそ10年ぶりの高水準となる中、日本銀行が31日に決定する金融政策の行方に関心が高まっています。
日銀は2日間にわたり、金融政策について議論し、31日に結果を公表します。日銀は7月に、容認する長期金利の上限を1%まで引き上げていて30日、長期金利は10年ぶりに0.89%をつけるなど上限に迫っています。
一方、円相場は1ドル=150円前後と円安が進んでいて、市場の一部では、日銀が31日の金融政策決定会合で、長期金利の上限をさらに引き上げるのではないかとの見方も浮上しています。
金利の上昇は、円安を抑えるとみられるものの、一部の住宅ローンや企業の借り入れ金利が上昇し、景気を冷やすことも懸念され、日銀は難しい判断を迫られています。