Jリーグ村井前チェアマン、“恩返し”投資ファンド設立
日本プロサッカーリーグの前チェアマン村井満氏が、「夢をあきらめなかった人を応援する」をスローガンに経営者候補を育成する新会社の設立を発表しました。
■Jリーグチェアマンの経験を生かし、“恩返し”投資ファンド設立
村井氏の新会社「ONGAESHI Holdings」は、投資会社「Tryfunds」と共同で投資ファンドを設立すると発表しました。
村井氏は、リクルート時代やJリーグチェアマンの経験をもとに、アスリートやアーティストなど「夢をあきらめなかった経験のある人間」と「創業の想いを大切にしている企業」を結びつけ、地域経済の活性化を実現したいとしています。
村井氏は、世界のトップアスリートは学歴や知識などでははかれない、「人間力」を持っているとし、「経営者候補」を選び出す“人間力”を重視した診断ツールを開発、さらに、候補者を育成し働く場を支援するといいます。
これは、サッカー選手などのアスリートのみならず、アーティストや職人などのセカンドキャリア支援にもつながるとしています。
また地方経済の活性化を目指し、企業に投資するだけでなく、こうした経営者候補や、すでに実績を持つプロ経営者を送り込むほか、デジタル化やマーケティングなどのサポートも行い、戦略面でも貢献するとしています。
村井氏は「(Jリーグのチェアマンとして)8年間、皆様のお力添えでここまで来られたこと、退任にあたって感謝の思いであふれておりました」と話し、サッカー界、スポーツ界、地方企業などに“恩返し”をしたいと新会社設立への意気込みを語りました。