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生き残りかけ“差別化”進むビジネスホテル ひのき風呂に豪華な朝食 水温にこだわったサウナの水風呂も…

2023年2月21日 21:34
生き残りかけ“差別化”進むビジネスホテル ひのき風呂に豪華な朝食 水温にこだわったサウナの水風呂も…

コンパクトな部屋にシンプルな朝食というイメージが強いビジネスホテルに“変化”が起きています。客室にひのき風呂を備えたり、地元の食材を使った朝食を用意したりと、コロナ禍で苦境が続いたビジネスホテル業界で生き残りをかけた差別化競争が起きていました。

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“ビジネスマンの街”、東京・新橋で、出張でお世話になるビジネスホテルのイメージについて、ビジネスマンに聞きました。

金融関係(20代)
「結構、全部同じようなつくりで」

自営業(40代)
「泊まるだけっていう感覚で」

そのイメージを覆すビジネスホテル「ドーミーインPREMIUM銀座」が、23日に東京の一等地、銀座に誕生します。

こだわりは、弱アルカリ性で肌触りが良いとされる天然温泉「黒湯」の大浴場です。客室は全154室あり、宿泊料は1万795円からとなっています。(朝食付きダブルルーム2名1室利用の1名当たりの料金 1万795円~ 宿泊税、入湯税は別 ※料金は時期により変動あり)

特にこだわったのが、最上階の12階の和風プレミアムフロアです。和の落ち着いた雰囲気で統一された客室には、ひのき風呂も完備されています。(朝食付き和風デラックスルーム(ベッド4台)4名1室 の1名当たりの料金 1万3548円~ 宿泊税、入湯税は別 ※料金は時期により変動あり)レストランでは、旬の食材を使った「和食御膳」などの豪華な朝食を用意しています。

ドーミーインPREMIUM銀座 金澤俊英支配人
「朝食でしたり、大浴場でしたり、ビジネスホテルという枠を超えたサービスを提供できると。(従来の常識を)裏切っていきたいと思います」

コロナ禍で苦境が続いたビジネスホテル業界で今、生き残りをかけた差別化競争が起きているのです。

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千葉市にあるビジネスホテル「ベッセルイン千葉駅前」が“差別化”を図るために目をつけたのが、サウナ付大浴場の水風呂の温度です。こちらでは宿泊客の声を参考に、16℃だった水温を14℃にまで下げました。そのために欠かせないのが冷却装置です。

ベッセルイン千葉駅前 川津拓也支配人
「非常にコストがかかるものですが、お客さまの声を第一に考えておりますので」

あたたかい浴室内で低い水温を保つために冷却した水を流し続けるため、水道・光熱費は相当かかるといいます。しかし、その甲斐もあってか、冷たい水風呂目当ての宿泊客も訪れています。

出張で宿泊した会社員
「水風呂がやや低めに設定されているので、(水温が)低いのはぴりっとするし、気持ちいいなと」

地元、千葉の海の幸を使った朝食にも力を入れ、差別化を図っています。(スタンダードシングル大人1名 料金1万800円 朝食付き ※料金は時期によって変動あり)

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神奈川・横須賀市にあるビジネスホテル「進化系ビジネスホテル スクエア久里浜店」の館内には読み放題のマンガや、飲み放題のドリンクが置いてあります。実は、ここはもともとインターネットカフェの店舗でした。防音工事を行い、完全個室のビジネスホテルとして差別化を図っているのです。(※1泊5600円)

ネットカフェ時代の営業スタイルを引き継ぎ、24時間いつでも“チェックイン”が可能なため、週末は宿泊の予約がほぼ埋まるということです。

利用客
「電車乗り遅れとか、酒飲んじゃって帰りづらいとか」

また、異業種転換により、多くの人のアピールできるようになったといいます。

スクエア久里浜店 太田秀樹代表
「宿泊営業の許可をとることによって、旅行サイトを経由して多くの人に知ってもらえる」

もともと宿泊施設が少ないという地域に観光客を呼び込むのも狙いだということです。

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