NTT ドコモ完全子会社の方針決定
NTTが上場子会社のNTTドコモを完全子会社にする方針を決定しました。
NTTは上場子会社であるNTTドコモに対して株式公開買い付け=TOBを実施し、完全子会社化する方針を決定しました。NTTドコモの株式のうち一般の株主が持つ、およそ3割のドコモ株をすべてNTTが持つことにより完全子会社化を目指す方針で、29日午後にも正式に発表する予定です。
買収金額は4兆円規模に上る見通しで、国内企業へのTOBでは過去最大となります。
携帯電話の料金をめぐっては菅政権が料金の引き下げを強く求めています。こうした中、NTTとしては、グループ会社との連携強化でNTTが所有する電柱にドコモの5Gの基地局を設置するなど、経営の効率化を加速させる狙いがあるとみられています。
TOBが完了した場合、ドコモは東証一部の上場が廃止となる予定です。