「ドコモ口座」を悪用した不正出金が多発している問題で、ＮＴＴドコモは会見を開き、被害はこれまでに６６件、総額１８００万円に及んでいることを明らかにしました。

丸山副社長「不正利用の被害者の方々におわびを申し上げますとともに、お客様ほか多数の皆様に、ご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびをします」

ＮＴＴドコモは問題発覚後、初めて会見を開き「口座を作る際の本人確認が不十分だった」と陳謝しました。

今回の「ドコモ口座」を通じて銀行の預金が不正に引き出される被害は、これまでに１１の銀行で６６件、あわせておよそ１８００万円に及んでいて、被害者への対応については銀行と連携して全額補償することを明らかにしました。

今後、再発防止に向け口座登録の際のセキュリティーを強化するとしています。

金融庁は、ＮＴＴドコモに対して１７日までに不正の経緯や原因などを報告するよう命じています。