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航空自衛隊トップ「再発防止に取り組む」

2021年8月30日 22:57
航空自衛隊トップ「再発防止に取り組む」

航空自衛隊の「ブルーインパルス」が、今月24日の東京パラリンピックの開会式を前に飛行した際、適正な高度より低い高度でカラースモークを使用していました。

ブルーインパルスは今月24日、東京パラリンピックの開会に合わせ、飛行した後、埼玉県の入間基地に着陸しました。

航空自衛隊によりますと、都内で展示飛行した6機とは別の予備機3機が、入間基地周辺において適正な高度およそ300メートルより大幅に低い高度でカラースモークを使用していました。

この内、2機はおよそ30メートルに降下するまで使用し続けていたということです。

その後、周辺の車両にカラースモークのものと思われる飛沫の付着があるとの問い合わせがあり、調べてみたところ、現時点でおよそ300台の車両に付着が確認されたということです。

予備機のパイロットは聞き取りに対し、「カラースモークを使い切りたかった」などと話しているということです。

航空自衛隊トップの井筒俊司航空幕僚長は、「ご心配をおかけし、おわび申し上げます。カラースモークの使用基準高度が徹底できていなかったことを反省し、再発防止に取り組む」なとどコメントしています。