ホンダ、F1完全撤退へ 2021年限り
自動車メーカーのホンダは来年2021年をもってF1から完全に撤退します。
ホンダは2021年限りで4輪レースの最高峰であるF1世界選手権への参戦を終了すると発表しました。ホンダは1964年の初参戦以来、参戦と撤退を繰り返し、2008年からはエンジンなどを参戦チームに供給してきましたが、2021年でこれを終了するということです。
参戦終了の理由について、温室効果ガスの全排出量を削減活動への投資などで相殺させる「カーボンニュートラル」の実現に向けて、F1の研究にあたっている人材などを環境技術の分野にあてるためだとしています。
F1日本グランプリの会場である鈴鹿サーキットを建設し、モータースポーツの振興に大きく貢献してきたホンダにとって、スピードの開発競争から環境技術の開発競争へかじを切る大きな転換となります。