大塚家具・大塚久美子社長の退任発表
大塚家具の大塚久美子社長が退任することが決まりました。創業者である父親からおよそ5年半前に経営権を勝ち取ったものの、経営を立て直すことはできませんでした。
大塚家具は12月1日付で大塚久美子社長が退任し、親会社でヤマダデンキを展開するヤマダホールディングスの三嶋恒夫社長が大塚家具の社長も兼務する人事を発表しました。久美子社長から「過去の業績の責任を明確にする」として退任の申し出があったということです。
大塚家具は、今年度も最終赤字を計上する見込みで5年連続の赤字となります。2015年に創業者である父・勝久氏と経営権を争った末、社長を続けてきましたが、業績の悪化が食い止められず、去年、ヤマダデンキの傘下に入り、経営再建をはかっていました。
創業者の大塚勝久氏は、現在は別の家具店「匠大塚」を経営していますが、関係者によりますと「残念だ。言葉にできない」と落胆しているということです。