NTT社長 値下げ“競争勝つため必要”
NTTの澤田社長は日本テレビのインタビューに答え、完全子会社化したNTTドコモの携帯料金の値下げについて、競争に勝つためには必要なことだと強調しました。
澤田純社長「値下げもしますけど、それは実は競争に勝つための値下げですので、その結果、お客様に良いサービスを提供する。それで自分たちの事業も良くしたいっていうのが、欲張りですけど本音です」
また、5Gの普及に関しては、2022年度末までに人口カバー率を7割に拡大するよう、インフラ整備の計画を進めながら、5Gが利用できるスマートフォン以外の新たな種類のデバイス開発を進めていく必要があると語りました。
さらに、5Gの次の規格となる6Gについて、従来のビジネスの枠組みを変えるような「ゲームチェンジを行いたい」として、光技術を用いた全く新しい大容量で低遅延の通信ネットワーク「IOWN」構想を進めていく考えを強調しました。
澤田純社長「今、電気で動いている半導体を『光』化するだけで、コンピューターの構造が変わります。新しい『光』半導体を核にして変革できないか。おそらく変革できますが、そういうような世界を求めていきたい」
また、NTTの澤田社長は、この通信ネットワーク構想を日本発の世界標準の規格として目指す考えを示しました。