泡が自然と出てくるビール缶!家飲み需要に
ビール大手各社が、今年の事業戦略を相次いで公表していますが、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、家飲み需要をねらった「泡が自然と出てくるビール缶」などが発表されました。
アサヒビールは6日、日本で初めて、ふたを開けると自然に泡が出てくる新しいビール缶を発表しました。缶の上部を全部開けるようになっていて缶そのものがビールジョッキのような感覚で味わうことができます。
新型コロナウイルスの影響で外食しにくい状況のなか、若者をターゲットに家飲み需要を取り込んでいきたい考えです。
さらにアルコール度数が0.5%の“微アルコール”飲料も新たに発売します。お酒に強くない人や飲めるけれども、あまり酔いたくない人などに、新しい飲み方として提案していくということです。
一方、キリンビールは、「一番搾り」や「本麒麟」など従来からの主力ブランドについて味わいをリニューアルするなど強化していく方針です。
また、飲食店には、付加価値が高いクラフトビールなどを専用ビールサーバーとともに提案していくことで、新型コロナで落ち込む業務用ビールの需要をてこ入れして、飲食店の応援もしていきたいとしています。