経団連「必ずしもマスクを義務付けない」など感染対策ガイドラインを大幅緩和
経団連は、新型コロナウイルスへの感染対策の知識が積みあがったことなどから、必ずしもマスクを義務付けないなど、感染対策のガイドラインを大幅に緩和しました。
経団連は、効果的なワクチンや治療薬が開発され、検査も拡充されてきたことなどから、各企業に示す感染対策のガイドラインを、これまでの3分の2に大幅に簡素化しました。
具体的には、「勤務中のマスクの着用を促す」という記載をやめ、人と距離を確保できる際には「状況に応じてマスクを外すこともできる」と明記しました。
また、オフィスや食堂でのソーシャルディスタンスは、仕切りがなく対面する場合の目安を、現在の「2メートル」から「1~2メートル」に縮めました。
ドアノブやエレベーターのボタン、手すりなど、共有設備に触れることでの感染は低いとわかったことから、全面的にガイドラインから削除しました。
経団連は2年余りで蓄積された知見を生かして、過剰な感染対策を減らし、企業活動が円滑に進むよう支援していきたい考えです。