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少ない女性役員“経営者に危機感足らず”

2021年2月16日 23:04
少ない女性役員“経営者に危機感足らず”

経済同友会の桜田代表幹事は、日本企業で女性の役員比率が少ない要因の一つは、経営者に危機感が足りないからだとの見解を示しました。

桜田代表幹事「ダイバーシティ(=人材の多様性)を進めないと組織が持たなくなる。存続すら危ういという気持ちを持っているのであればおのずと進む」

経済同友会の桜田謙悟代表幹事はこのように述べ、組織は、「ジェンダー」、「年齢」、「国籍」など多様な人材で構成されるようにしなければ、リスクになるとの見解を語りました。

また、企業で役員や管理職の女性比率が伸びない理由の一つは、女性の側も「自らチャンスを取りに行こうという人はまだそんなに多くないのではないか」との認識を示しました。

自身が社長を務めるSOMPOグループでは、女性が多い事業から少ない事業に人を移し、女性の割合を上げるなどしていて、女性の役員候補が増えるのを、ただ待つのではなく、実際に増えるように行動に移している、と説明しました。

また、“ダイバーシティが進んでいる組織は業績が良い”という証拠を多く出していくことが日本の組織でのダイバーシティ促進につながるとの見解を示しました。