宣言解除へ 諮問委、リバウンド対策徹底を
新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除について諮問委員会が開かれ、首都圏の1都3県について宣言を解除することが了承されました。中継です。
宣言は、条件付きの解除となりました。
尾身会長「首都圏はリバウンドの起こる可能性が極めて高いので、これから解除した後の方がある意味ではより重要で」
日本医師会・釜萢常任理事「諸手をあげて良かったという状態では決してないんだということの指摘もたくさんでました」
慶応義塾大学・竹森教授「緊急事態というものだけではこれをずっと下げていくことは無理だと。ある程度この限界もみえてきた」
政府は、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県について、病床の使用率や新規感染者数がステージ3の指標になってきていることから、宣言の解除を諮問委員会にはかりました。
専門家からは「今の宣言でこれ以上感染者を下げられない」、政府関係者も「どこかで見切りをつけないといけない」などと効果に限界があるとの意見が相次いでいました。
そのため諮問委員会は、リバウンド対策の徹底を解除の条件としました。
政府は、飲食の感染対策を行うほか、変異株を抽出したり、無症状者への検査を広げたりするなど5つの対策を決めています。
いかにリバウンドを押さえ込むか、今後の対策が重要です。