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緊急事態宣言“解除”6府県 各地の夜は

2021年3月2日 9:30
緊急事態宣言“解除”6府県 各地の夜は

■時短21時までに緩和の大阪市は

1日、首都圏の1都3県を除く6府県で緊急事態宣言が解除されました。

大阪市にある、新鮮なイカ刺しが売りの飲食店では1日、営業を再開しました。

店長
「2月10日からずっと(店を)閉めていました。午後9時まで営業させていただける。それだったら勝負できるかな(と考えました)。すぐにお客さまが戻ってくるのは難しいと思いますが、前向きにやっていきたいです」


大阪市では緊急事態宣言の解除に伴い、1日から時短要請が夜8時から夜9時まで(大阪市以外は午前0時まで)に緩和されました。それを機に、再開を決めたといいます。

大阪市内のお好み焼き店も、1日から営業時間を1時間延長しました。

お好み焼き店
「午後8時閉店ですと、午後7時にラストオーダー。これからという時間帯に(入店を)お断りすることが多かったです。ここからは本当に、どうやってお客さまを増やしていくか、店舗ごとの頑張り次第(だと思います)」

■解除も「リバウンド心配」

これまで「非常事態」を表す時などに赤くライトアップされた通天閣。1日夜からは赤ではなく、「注意喚起」を示す黄色に変わりました。太陽の塔も同様に変わりました。

通天閣・高井隆光社長は「若干緩和したことは喜ばしい半面、やはり人が動くことで次の感染のリバウンドも心配です」と話しました。

大阪府の吉村知事も「ここで油断してはだめで、歓送迎会の時期、謝恩会の時期になりますが、これは申し訳ないですけどお控えをお願いしたい」と会見で訴えました。

■福岡市の屋台・愛知の街は

福岡県でも、1日から時短要請が1時間緩和されました。屋台が有名な福岡市・天神では1日夜、久々に営業を再開した屋台がありました。


「休んでる間にちゃんと勉強したね」
店主
「料理いっぱい勉強した」

店主は開店前、屋台の前に日本酒をまき、手を合わせました。

店主「1時間は大きいと思う。(酒の提供が)午後8時半までなら、お客さんもゆっくり飲めるじゃないですか」


「もうこれで終わりにしたいよね」
店主
「本当にこれで終わりにしたい。もうよかばい!」

同じく、宣言が解除された愛知県。
県民は「(時短要請の緩和で)ご飯を食べて帰れるかなと、ちょっと安心していますが、感染対策はしっかりやっていきたいと思います」と話しました。

愛知県の大村知事は会見で「(感染者数は)下げ止まり感はある。もうちょっと下がりきってもらいたい。県民の皆さまには引き続き、感染防止対策の徹底をお願い申し上げます」と呼びかけました。

■首都圏なお“警戒” 千葉「危機的」

一方、依然として緊急事態宣言下にある東京は、1日の新規感染者数は121人で、去年11月4日以来、初めて150人を下回りました。19人の死亡が確認され、重症者数は6人減って61人となっています。

都の担当者は「花見や歓送迎会などイベントも多くなるため、感染がリバウンドする可能性がある」と、再びの感染拡大に警戒感を示しています。

千葉県では1日、127人の感染を確認。同じ日に東京の感染者数を上回るのは、去年3月9日を除くと初めてです。

森田知事は会見で「6日連続して100人を超えているという、いまわが千葉県はまさに、危機的状況であります」と述べました。

■都内料理店やホテル…3月から再開

東京都港区の日本料理店を訪ねました。

女将
「今日から営業を再開しますので、『休業』の看板をはがして、新しいランチメニューを入れています」

3月を迎え、約1か月半ぶりの営業再開を決断しました。
女将は「(宣言解除まで)もう待てないというのもありますし、生産者さんも野菜、肉、魚と行き場のないものが(あって)困っていたりもしますので」と言います。

宣言後は客が激減。それでも人件費や仕入れの費用がかかるため、一時閉店を余儀なくされました。

1日は開店から30分後、2人組の客が来店しました。電話も鳴り、女将はメモを取りました。「明日のご予約のお電話です。ちょっとほっとしました」と安心した表情を浮かべました。

しかし結局、再開初日のランチ営業の客は、この1組だけでした。女将は「『来てください』とおおっぴらに言えない状況ではあるので。1日でも早く、安心して安全なものを召し上がっていただきたいです」と願います。


一方、東京都中央区のホテルを訪ねると・・・

支配人
「昨年の9月15日から休館しておりました」

新生活を前に利用客が増える傾向にあるという3月。割引キャンペーンを実施し、約5か月半ぶりに営業を再開しました。それでも1日の宿泊客はまばらでした。

支配人はフロント奥のラックを見やり、「通常ですと宿泊カードがずらっと並んでいるのですが…。またおなじみのお客さまが戻ってきていただけることを期待しております」と話しました。

■企業説明会も対面で再開

企業説明会も1日から対面式で再開。広い会場にたくさんのブースが作られ、スーツを着た若者が行き交いました。

企業の担当者が「信条とか志、理念を表す言葉をご紹介します」「事業所としては東京本社、群馬工場の2拠点ありまして…」などと、就職活動性に直接訴えかけました。

就活生
「オンラインだと分からないところが多かったので、実際の社員さんの話を聞いて、イメージも広がって、未来がもう少し見えたなという感じがします」

別の就活生
「コロナの変化で影響が少ない企業はある意味で強みだと思うので、しっかり、こういう場で確認していきたいなと思います」

(3月1日『news zero』より)