前倒し解除も…飲食店時短要請継続へ 大阪
今月いっぱいで緊急事態宣言が解除されることになる大阪府では、解除後も、大阪市全域の酒を提供する飲食店に対して時短要請が続く見込みです。
大阪・ミナミの飲食店は、宣言が発出される前の去年11月末からすでに約3か月にわたって時短要請が続いています。飲食店からは「いつまで続くのか」とため息を漏らす声も聞こえます。
大阪府は、今月いっぱいで宣言が解除されても、大阪市内全域の酒を提供する飲食店に対し、午後9時までの時短要請を少なくとも3週間続ける方針です。商店街には「テナント募集」の張り紙も目立ち、コロナ以前は空きが出ると、その日のうちに次の店が入るという具合だったということですが、状況は一変しています。
去年11月から時短営業に応じ続けている飲食店は、複雑な心境を語りました。
串焼き店 けー坊・岡田啓二店長「1時間でも営業時間が長くできたら、売り上げも、ちょっとでも上がるので大変助かります」「その常連さんがまた戻ってきてくれるかがすごく不安」
大阪府の吉村知事は、徐々に時短要請を解除したいとしていますが、再び感染が拡大する懸念もあり、飲食店が通常の状態に戻るには、まだまだ時間がかかりそうです。