経団連の中西宏明会長は、新型コロナウイルスの今後の感染状況によっては、再び緊急事態宣言もありうるとの認識を示しました。会員企業には、改めて感染防止策の徹底を求めています。

中西会長「先々を見通しにくい中で、これ（宣言）ずっと永遠にやるわけいかないので、まずは切った。それは、ある意味で苦渋に満ちながらも、医療体制が形になってきたから」

経団連の中西会長はこのように述べた上で、政府が緊急事態宣言を解除したことを支持する考えを示しました。その上で、今後のウイルスの感染拡大の状況によっては、再び、宣言が発出されることもありうるとの見解を示しました。ウイルスの変異やワクチンの効果もよく見ながら判断していく必要があるとの考えです。

また、国を挙げて感染拡大防止に取り組まなくてはいけないとして、会員企業に「出勤の７割削減」や「会食は４人以下」など改めて協力を求めました。