佐川急便が電気軽自動車開発 CO2削減へ
佐川急便は、走行時のCO2の削減を目指す取り組みとして、ベンチャー企業と共同で、電気で走る配達用の軽自動車を開発しました。
佐川急便が公開したのは“ファブレスメーカー”と呼ばれる、工場を持たない国内ベンチャー企業と、共同で開発した電気の軽自動車です。生産は、電気自動車を開発する中国のメーカー「広西汽車集団」に委託します。
一度の充電で200kmほど走るバッテリーを搭載していて、まずは、近距離の配達が多い都心部を中心に、来年9月の導入を目指します。
車内には配達員へのアンケートをもとに、配達時に便利な収納スペースが設けられたほか、夜でも伝票の住所が見やすいよう、LED電球で車内を明るくするなどの工夫もされています。
佐川急便は2030年までに、全国の7200台全ての軽自動車を電気自動車に置き換える予定で、この計画により、佐川急便の全体の1割にあたる年間2万8000トンものCO2が削減できるとしています。