ルネサス火災で4~6月期170億円減収へ
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、3月に茨城県の工場で起きた火災のために、売り上げが4月から6月の四半期で170億円程度減収となる見通しを発表しました。
ルネサスエレクトロニクスは決算発表を行い、3月に工場で起きた火災による売り上げへの影響は、4月から6月の四半期でおよそ170億円の減収となる見通しだと発表しました。
ルネサスは今月17日に停止していた自動車向けの半導体の生産を一部再開させましたが、生産量が火災前の水準に回復するペースが目標よりも遅れていることも明らかにしました。
一方、今年の1月から3月までの営業利益は去年の同じ時期の2.26倍の301億円となり、この時期では過去最高となりました。自動車用をはじめ産業、インフラ向けの半導体の需要が高まっていることが要因です。