若者力大賞 こどもに寄り添う若者など受賞
社会課題の解決に取り組む若者を応援する「若者力大賞」。ことしは、悩みを抱えるこどもたちや、がん患者の家族などに寄り添う取り組みを行っている若者たちなどが、表彰されました。
受賞したのは、自分自身がいじめにあった経験から、いじめの被害にあっているこどもたちが、大人に助けを求めやすくするよう、こども向け六法全書を出版した男性です。
山崎聡一郎さん「こども六法がほしかったのは、自分が小学校の時にいじめの被害にあって、その当時に自分がほしかったから」
中川花乃さん「『会えなくなるのでは』という不安抱えて、その不安を誰にも相談できず、そういう感情を自分の中に閉じ込めることが当たり前になっていました」
また、小学生のころ、父親ががんになって辛かった経験から、身近な人ががんになってしまったこどもたちの心を支える活動をしている女性も受賞しました。
他には、こどもたちの保護施設をよくするには働く職員の悩みも解決することが必要との気づきから、こどもたちと職員、両方にとって安心できる場所になるよう改善に取り組む団体も受賞しました。
政治や国民のための制度を知ることが人々を生きやすくするという信念から、政治が若者に身近なものになるよう活動している若者も表彰されました。
主催した団体は、社会を少しでもよくしていきたいという若者に光を当て、同世代の若者たちの行動につなげたい、としています。