財務省 将来の“財政状況試算”で長期金利の想定引き上げへ
財務省が行った将来の財政状況の試算で、長期金利の想定を引き上げることが分かりました。利払いが増えるため、2026年度に想定する国債費は4.5兆円増える見込みです。
関係者によりますと、財務省が来年度の予算案をもとに行った、今後の国の歳入と歳出の見通しを示す「後年度影響試算」で、3年後の2026年度の国債費は4.5兆円増え、29.8兆円になることが分かりました。
試算では、3年後の長期金利の想定を1.6%にまで引き上げています。
これは現在の長期金利の上昇傾向を考慮し、利払いが上がると見込んでいるためで、今後の金利上昇次第で日本の財政運営は、さらに借金返済に追われる形となります。