小麦や食用油が値上がりへ
家庭でも身近な小麦や食用油が値上がりします。
日清フーズは、家庭用の小麦粉の想定販売価格を7月1日の納品分から、およそ2パーセントから4パーセント値上げすると発表しました。
政府が海外から買い付けた輸入小麦を製粉会社に売り渡す価格が値上がりしたことや、物流費が上昇したことなどが理由だということです。
主力製品の薄力粉「日清フラワー」1kgは、想定販売価格で税抜き269円のところを5円値上げするとしています。
一方、J-オイルミルズは、8月2日納品分からサラダ油などの家庭用の食用油の納入価格を値上げするとしています。すでに発表している4月出荷分からと6月出荷分からの価格改定に続き、1kgグラムあたり50円以上引き上げます。
原料である大豆や菜種などの急激な価格上昇で、原料を調達する際のコストが過去に類を見ない水準になっているため、更なる値上げに踏み切ったとしています。
価格改定は今年だけで3回目で、合わせて110円以上の値上げになります。