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日経平均株価 “終値最高値”一時上回った理由は【解説】

2024年2月22日 12:10
日経平均株価 “終値最高値”一時上回った理由は【解説】

22日の東京株式市場で日経平均株価は一時、終値で史上最高値をつけた1989年12月29日の3万8915円87銭を上回りました。なぜ史上最高値を上回るほど株価が上がっているのか、経済部・藤吉記者に聞きます。

はい、要因は大きく2つです。

1つは、このところ相次いだ決算で、日本企業の業績が好調だったことです。SMBC日興証券によりますと、上場企業の1430社の純利益の合計は過去最高を更新するとの見通しも出ています。

もう1つは、海外投資家が日本株を買っていることです。円安で安くなる日本株は“お得感”があり、中国経済も停滞するなかで“それなら日本株を”という投資家が増えています。

ーー34年前のバブル期と今では何が違うのでしょうか

業績の良い企業が多いなかでの株高なので、バブルの時と比べると、実績が伴った株価です。

今後は、企業がその利益を“賃上げ”で還元し、日本経済の好調を持続できるかが鍵となります。