読売新聞とLINEヤフーが、インターネット上でのプライバシーの尊重を一層進めるという共同声明を発表しました。

読売新聞では、「転載が簡単で拡散されやすい」というネットの特性を踏まえ、プライバシー保護などのためのオンライン記事向け報道指針を定めています。

例えば、「事件、事故の記事は掲載期間を限定する」「見出しでは、記事の内容を逸脱した文言の使用や、扇情的、刺激的な表現をしない」などといったものです。

読売新聞はこの指針の運用を徹底し、さらに、読者がネット上で「プライバシーに踏み込み過ぎている」と記事に指摘できる機能を設け、11月中に運用を開始する予定です。

一方、LINEヤフーは、「LINE NEWS DIGEST」と「Yahoo！ニューストピックス」で、プライバシー配慮の足りない記事を掲載しないという方針を改めて確認し、「プライバシー配慮により重点を置く」としています。

両社は、「世界最大の発行部数を有する読売新聞と、国内最大級の利用者数を有するLINEヤフーが共同で問題を提起し、行動を起こすことで、プライバシーが尊重されるより良い社会への一歩になる」としています。