「レギュラーガソリン」10月以降“200円前後”に値上がりか 人々の“ガソリン節約術”は?
値上がりを続ける全国のレギュラーガソリン。今後、ガソリンの価格が1リットル200円前後が続く可能性が出てきました。車を活用している人は、この状況にどう対応しているのか。“ガソリン節約術”を聞きました。
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帰省のUターンラッシュで車が混み合うお盆最終日の16日。埼玉県の蓮田のサービスエリアには続々と車が立ち寄っていました。栃木から横浜へ旅行中の男女は、長距離を運転するのにひとつ問題があるといいます。
栃木から横浜に旅行中の男女
「来る前に満タン入れてきて向かうんですけど、めっちゃ値上がりしていて、ガソリンが高いな…みたいな」
16日に発表された全国のレギュラーガソリンの平均価格は5月から上昇を続け、8月第3週の14日には181.9円になりました。13週連続で上がっているのです。
お父さんが栃木で単身赴任中だという家族に話を聞きました。
栃木で単身赴任のお父さん
「毎週のように東京と栃木を往復しているので」
毎週末、家族に会いに車で東京に帰っているといいます。ガソリンのレシートを見せてもらうと、7月23日に行ったガソリンの補給では1リットル164円だったのが、8月16日には10円ほど値上がりして1リットル173円になっていました。
大好きな家族に会うためになんとしても帰りたい。そんなお父さん流“ガソリン節約術”を聞きました。
栃木で単身赴任のお父さん
「エコ運転を心がける。なるべく一定の速度で走り続ける。急発進とか急ブレーキしない。ルートはなるべく止まらないというか、信号が少ないところ(を選ぶ)」
ガソリンを使いすぎない運転を心がけていました。
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さらに高速道路では、サービスエリアのガソリンスタンドのレギュラーガソリンが1リットル201円と200円を超えていました。
そんな中、都内のガソリンスタンドではこんな心配も聞かれました。
シンエネ八幡山SS 佐藤大店長
「補助金で高騰を抑えてもらっていたんですけど…」
国の「ガソリン補助金」が9月末で終了の予定です。さらに円安も進行しているため、10月以降は8月第3週の全国平均より20円近く高い200円前後に落ち着く可能性があります。
シンエネ八幡山SS 佐藤大店長
「200円台というか、今の価格でも…。自分もガソリンの消費者なので、家計とかも大変になると思う」
この事態を受けて、夏休みに愛車をフル活用しているドライバーたちはどうしているのか。ガソリン代を安くするコツを聞きました。
「重くならないように。荷物あんまりのせないようにしています」
「あんまりクーラーかけないのと、エア(タイヤの空気圧)をこまめに見る」
「プリペイドカードの割引+LINEのサービスの割引を併用で、最大で6円引き」
高騰が続く中、節約意識が高まっています。