トヨタ 感染拡大で五輪イベント中止
東京オリンピックの会場で首都圏の1都3県が無観客開催となったことについて、スポンサー企業のトヨタ自動車はコメントを発表しました。またあわせて、新型コロナの感染拡大を受けて、五輪会場でのイベントを取りやめると明らかにしました。
トヨタは「アスリートが安心して戦える、安全な大会運営にモビリティの力で少しでも貢献したい。アスリートの皆様を競技会場の外から、一生懸命応援してまいります」とした上で、「『安全で安心』な大会の運営をされることを主催者の皆様には切にお願い申し上げます」とコメントしました。
また、五輪会場周辺で予定していたCO2を排出しない水素燃料電池自動車や、遠隔で運転する自動運転バスの試乗会のイベントは、新型コロナウイルスが感染拡大していることを考慮して、全て取りやめる方針を明らかにしました。
===コメント全文は以下の通りです。
「『スポーツを通じた平和で差別のない社会』『全ての人が参加できる社会』を目指すオリンピック・パラリンピックの精神に共感し、ワールドワイドパートナーとして大会をサポートしております。開幕が迫る中、東京都での緊急事態宣言の発令、さらに首都圏の会場では無観客での開催が決定されました。私たちトヨタは、心からスポーツを愛し、そのスポーツに人生をささげるアスリートを応援してやみません。オリンピックの舞台を目指して必死に努力を続けてきたアスリートには、ベストパフォーマンスを見せてほしいと願っております。その懸命な姿こそが、コロナからの復興に向けた国民の皆様の力になると思います。私たちトヨタは、アスリートの皆様を競技会場の外から、一生懸命応援してまいります。アスリートが安心して戦える、安全な大会運営にモビリティの力で少しでも貢献したいと思います。そして、何より全てのアスリートと国民にとって、『安全で安心』な大会の運営をされることを、主催者の皆様には切にお願い申し上げます」