代替食品の市場拡大“植物性チーズ”も登場
代替食品の市場が急拡大していて、植物性のチーズまで登場しています。
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代替食品の市場が急拡大していて、植物性のチーズまで登場しています。
都内の焼き肉店。お客さんがメニュー表をみて、気になったある商品が…。
来店客「“大豆肉”は興味ありますね。おいしそうですね」
「焼肉フェイクミート」と名付けられた、大豆から作った大豆ミートのカルビです。ビーガンや、ベジタリアンだけでなく、普段、お肉を食べているお客さんからも注文があるという大豆ミートの焼き肉。
来店客「女性とかダイエット気にする方とかは、こういう(大豆の)お肉が用意されているのはすごくうれしいと思います」
こだわりは肉肉しい食感。一般的な牛肉と比べて、脂質は半分以下、タンパク質はおよそ2倍だといいます。
なぜ、焼き肉店なのに、代替肉を始めたのでしょうか?
焼肉ライク・有村壮央社長「代替肉の市場自体が非常に広がっていまして、(今後)例えば牛焼き肉豚焼き肉のような、(代替肉が)1つのカテゴリーに確立する可能性が非常に高いのではないかと」
植物性の食材を使った代替食品の市場は、10年前と比べ、5倍以上となる、およそ246億円に拡大しています。
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今月は、植物性のチーズとバターの新商品も登場!本来、原料には牛乳が欠かせませんが、この商品には一切使われず、代わりに植物性のココナツオイルが使用されています。
そのため、植物性チーズのカロリーは一般的なものと比べ、10%少ないといいます。ただ気になるのは、やはり味。植物性バターを使った、きのこのソテーを作ってもらい、味の特徴を聞きました。
J-オイルミルズ・岩渕耕士シェフ「通常のバターよりも素材の味がより引き立つようなものになります」
試食してみると、しっかりとコクのある味わいです。
J-オイルミルズ専務執行役員・大高寛さん「コロナ禍の影響で、食に対する健康志向が非常に高まり、幅広く新しい選択肢としてぜひお試しいただきたいと」
「ヘルシーさ」と「おいしさ」を両立させた商品が広がりをみせそうです。