台湾半導体TSMC 萩生田経産相が歓迎
半導体で世界最大手の台湾のTSMCが、日本に工場を建設する方針を表明したことを受け、萩生田経済産業相は先端半導体の安定供給の実現に期待を示しました。
萩生田経産相「TSMCによる日本への投資意思の表明については、経済産業大臣として率直に歓迎したいと思います。デジタル化が急速に進展する中、半導体の安定供給体制の構築は、安全保障の観点からも非常に重要だと思います」
これは、半導体世界最大手のTSMCが14日、2022年に日本で半導体工場の建設を始めるという目標を表明したことを受けたものです。
政府関係者によりますと、ソニーグループと共同で熊本県内に工場を建設する案が検討されているということです。
萩生田経済産業相はTSMCの新工場稼働にむけ、数千億円規模の予算の確保や複数年にわたる支援の枠組みなどを、迅速に構築する考えを示しました。また、工場で働く技師の確保や大学研究機関との連携でも支援していきたい意向です。
あらゆるものがネットにつながるIoTなど世界的にデジタル化が進む中で、政府はTSMCの日本国内での生産を支援することで、日本に半導体が優先的に供給される道筋をつけたい狙いです。