16日の東京株式市場で日経平均株価は値を下げ、終値は前の日に比べて218円87銭安い2万7010円61銭でした。

15日の欧米の主な株式市場で株価が下落した流れを受け、東京株式市場でも取引開始直後からほぼ全面安の展開となりました。日経平均株価は、2万7000円を割り込んだ取引きが続き、下げ幅は一時600円近くになりました。

株価の大幅な下落はアメリカの銀行が相次いで経営破綻したことに続いて、スイスの大手金融グループ「クレディ・スイス」の信用不安が一気に市場に広がったことを受けたものです。

しかしその後、クレディ・スイスがスイスの中央銀行から資金調達を行うと発表したことや日経平均株価が2万7000円を下回った反動などから、東京株式市場では買い注文が入り、日経平均株価の下げ幅は縮小しました。

東証プライムの売買代金は、概算で3兆5488億円。売買高は、概算で16億5488万株。