米株高の流れ受け日経平均上昇も…米銀行破綻への不安が収まらず小幅高
15日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅に上昇しました。終値は前日に比べて7円44銭高い2万7229円48銭でした。
前の日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、発表されたアメリカの消費者物価指数が市場予想通りだったことで、インフレ加速への過度な警戒感が和らぎ、ダウ平均株価が6営業日ぶりに上昇しました。その流れを受け、15日朝の東京株式市場でも、買い注文が優勢となりました。前日に大きく値下がりした反動もあり、取引開始直後は、日経平均株価の上げ幅は一時200円以上に広がりました。
しかし、市場では、アメリカの銀行が相次いで経営破綻したことへの不安が収まっておらず、積極的に株を買い進める動きは限定的でした。日経平均株価の値下がりが続いていたことから、株価の回復を待つための売り注文も出て、株価はマイナスに転じる場面もありました。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9621億円、売買高は概算で13億4537万株。