×

お菓子など「罪悪感少ない」モノ選ぶ人増加

2021年10月21日 19:45
お菓子など「罪悪感少ない」モノ選ぶ人増加

おうち時間の増加にともない、お菓子などの選び方に変化がでてきているといいます。コロナ禍の健康志向の高まりで、「罪悪感が少ない」モノを選ぶ人が増えているということです。

 ◇◇◇

栗やかぼちゃなど秋の味覚を使ったケーキ。東京・新宿のカフェ「サロン ベイク&ティー」では、旬のフルーツをふんだんに使ったスイーツのフルコースを提供しています。

中でも人気というのが、イチゴとピスタチオのパフェ。いただいてみると。イチゴの酸味と、ピスタチオのクリームの甘みが合っていて、とても食べやすいです。見た目にも華やかなスイーツのフルコース。実は秘密があるというのです。

サロン ベイク&ティー ショップマスター・北浦佑一さん「糖質などを気にされている方に甘味料を抑えて」

スイーツに白砂糖を使わず、野菜から作った、てんさい糖でやさしい甘さに仕上げているといいます。「甘いモノは食べたいけど、糖質は気になる…」そんな人たちも存分に楽しめるよう工夫しているということです。街でも…。

70代女性「食べ過ぎると太るといけないから、それは頭の隅にいつもあります。甘いモノを食べるときは」

20代女性「あまりカロリーが高いモノは食べない」

20代女性「決めた分よりも食べちゃった!ってなると。明日は気をつけようってなる」

お菓子を食べることに罪悪感を感じるという人も。長引くおうち時間でお菓子の選ばれ方にも変化が。

森永乳業では低糖質・高たんぱくのチーズの売り上げが好調に。特に、手軽にチーズケーキが味わえるチーズデザートの昨年度の売り上げは、前の年と比べて2割ほど伸びているといいます。

定番のフルーツが入ったチーズデザートのほかに、抹茶やきなこなど和風のモノまで。コロナ禍の健康志向の高まりで、「罪悪感が少ない」と選ぶ人が増えているといいます。

さらに、お菓子メーカーの湖池屋では、その罪悪感に注目したお菓子をリニューアル。鶏のからあげを大豆たんぱく質で再現したお菓子。食べてみると、ジューシーでかみ応えもあるので、食べ応えがあります。

まるで鶏のからあげを食べているかのような、さくっとした食感や、ジューシーさが味わえるといいます。

湖池屋マーケティング部次長・新井美彩さん「お客さまの食に対する意識の変化があって。ちょこっと間食したいとき、どうせだったら少しでも罪悪感の少ないモノを召し上がりたいという気持ちはあるのかなと」

さらに、20日からは、にんにくをがつんと効かせたおつまみに特化したモノも登場。

湖池屋マーケティング部次長・新井美彩さん「食べることには罪悪感があるんだけども、ちょっとストレス発散で食べたいとか、お酒のおつまみに食べたいというときに、召し上がっていただければ」

コロナ禍の家飲みのおともに、罪悪感の少ないおつまみを楽しんでほしいといいます。長いおうち時間のひとときの癒やしとなるお菓子の選択肢が広がりそうです。