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生保大手4社「大幅増益」中間決算…利息や配当金収入の増加で

2024年11月25日 19:19

日本生命、第一生命ホールディングス、明治安田生命、住友生命の生命保険大手4社は25日までに今年4月から9月までの中間決算を発表し、各社とも利息や配当金などの収入が増えたため揃って大幅増益となりました。

日本生命は売上高に当たる保険料等収入は団体年金の減少などで前年同時期に比べ2.8%減の3兆9956億円だった一方、本業のもうけを示す基礎利益は円安による海外債券の利息や投資先の企業業績が好調だったことによる配当金の増加で前年同期比36%増と2015年の開示以来、過去最高となる4866億円となりました。

第一生命HDも保険料等収入は2.3%減ったものの、基礎利益は利息配当収入が増加などにより41.9%増と大幅増益となりました。

一方明治安田生命と住友生命は増収増益となりました。

保険料等収入は前年同期比で明治安田が外貨建て一時払い保険の販売が好調で12%増、住友生命は円建ての一時払い終身保険の販売が好調で32.9%増となりました。

基礎利益についても明治安田生命が14.2%増、住友生命は37.8.%増と円安や株価上昇による配当金収入が利益を大きく押し上げ大幅な増益となりました。

最終更新日:2024年11月25日 19:19