きょうから新年度 今年の入社式は…各企業が工夫
4月1日から新年度。企業の入社式では「AI」や「コロナ禍後」など今年ならではの工夫がみられました。
大手食品メーカー・キユーピーの入社式の会場は「畑」。新入社員約50人がおそろいのジャンパー姿で野菜を収穫し、同期との交流を深めました。今年入社する世代はコロナ禍で大学の授業がオンラインになるなどリアルでの交流が少なかったことから、体験型の入社式を企画したといいます。
一方、パナソニックグループのIT関連企業の入社式は、「自分を表現する色の服」がドレスコード。新入社員らはお決まりのスーツ姿ではなく、思い思いのスタイルで式に臨みました。
また、IT企業ならではの演出で、歓迎の挨拶は“AI社長”から。
パナソニックコネクト・AI樋口CEO(アバター)「ようこそパナソニックコネクトへ。皆さんがそれぞれの個性や能力を生かし、会社とともに成長していくことを期待しています」
新入社員からは「最初はAIと気づかなかった」と最新技術に驚く声とともに、入社後も「知ったかぶりをなくして、どんどん成長していきたい」など新社会人としての意欲が聞かれました。
一方、日経平均株価が史上初めて4万円を突破するなど、注目が集まる証券業界。大和証券グループ本社の入社式では、新入社員およそ480人が式に臨みました。
大和証券グループ本社 荻野明彦社長「皆さんの門出を祝うように株式市場は大変活況になっています。皆さんはこれから何度も史上最高値を更新する場面を見ていくと思います」
新入社員「色んな人が金融市場に注目しているタイミングだと思うので、(入社できることが)嬉しく思います」「関心が増えているというところで、私たち自身が力を持って会社に貢献していきたい」