暖房の季節…節電しながら部屋を暖めるコツ
電気料金が値上がりする中迎える暖房の季節、節電しながら上手に部屋を暖めるコツを取材しました。
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一気に寒くなったきょうこの頃。もう暖房、使っていますか。
街の人「この前の土曜日くらい、すごい寒かった日はさすがに入れちゃいました」
街の人「ちょっとだけ使いました。1週間前かな」
家電量販店では。
ビックカメラ有楽町店 家電コーナー担当・土屋彰範さん「お客様のご来店数が急激に増えている印象はあります」
暖房を求める人が急増。在宅勤務で重宝する足元などを暖めるための電気ストーブや、加湿機能がついたファンヒーターなどが注目されているといいます。
一方、暖房を使い始めるにあたって気になるのが、家計を圧迫する「暖房の電気代」です。
特に今、燃料価格の上昇で電気料金が少しずつ上がっていて、東京電力が発表した来月の標準的な家庭の電気料金は、今年1月と比べ、1054円上がっています。
電気代を節約しながら部屋を暖めるにはどうすればいいのか。空調機器メーカーに聞きました。
ダイキン工業広報・重政周之さん「意識的に加湿をしていただきたいと思います」
加湿器などで湿度を上げることで体感温度が上がり、暖房の設定温度を低くできるといいます。さらに、コロナ対策などで換気をする時には。
ダイキン工業広報・重政周之さん「室内機に近い方の窓ではなくて、遠い方の窓を開けていただいた方が省エネにはつながりやすいですね」
エアコンからなるべく遠い窓を風が通るように開け、換気中もエアコンはつけたままにした方が、こまめに電源を切るよりも消費電力が少なく済むということです。
東京・秋葉原ではユニークな暖房器具が人気に。
三面のヒーターとブランケットで、足をすっぽり包んで暖められる一人用の“掘りごたつ”。
電気代はエアコンの7分の1ほどで済むといいます。
発売から10日で、およそ2700個が売れたといいます。
畳んで好きな場所に持ち運ぶこともでき、在宅勤務用などに購入する人が多いということです。