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客も業者も悩ます…原油価格高騰の影響は?

2021年11月18日 1:47
客も業者も悩ます…原油価格高騰の影響は?

石油情報センターが17日発表した全国のガソリンスタンドでのレギュラーガソリンの店頭価格は、1リットルあたり168円90銭と、依然高い水準が続いています。原油価格の高騰に、客も業者も悩んでいます。

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埼玉・本庄市の花農家で育てているのは、クリスマスの時期に飾られるポインセチアです。

花農家
「年に1万鉢くらい出荷しています」

今月からがポインセチアの出荷シーズンですが、今、頭を悩ませているというのが――。

花農家
「重油を使って暖房しているんですけど、重油の値段が上がってきてしまって…」

室温を保つための暖房機に、1日およそ50リットル使っているという重油。例年に比べ、1日に1000円ほど多くかかっているといいます。さらに――。

花農家
「こういったフィルムとか、出荷用のトレーもプラスチック製品。今後値上がりする可能性がある」

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原油高騰の影響は、東京・品川区のクリーニング店、「コバヤシランドリー」でも――。

クリーニング店 店主
「こちらが水で洗えない品物をクリーニングするためのドライクリーニングですね」

ドライクリーニングに必要な溶剤も、石油からできたものです。さらに、ハンガーや、服を包むカバーも石油が原料で、クリーニング店には欠かせません。

外出自粛やテレワークなどで売り上げが下がっている中、石油に関連する資材が値上げした場合、大きな痛手だといいます。

クリーニング店 店主
「月でいうと(資材費は)1万円くらい上がってしまうのかなと。耐えられるところまで耐えてって感じですよね」

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石油情報センターによりますと、17日発表された全国のガソリンスタンドでのレギュラーガソリンの店頭価格は、1リットルあたり168円90銭でした。先週に比べて、10銭の値下がりとなりましたが、依然高い水準が続いています。

価格の高騰を受け、政府は年内にも対策に乗り出します。ガソリンの平均価格が170円を超えた場合、石油の元売り業者に1リットルあたり最大5円を支給する方針ですが、軽油と灯油についても、一定額を超えた場合、補助金を出す方針であることがわかりました。

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灯油は、11週連続で値上がりしています。北海道では、灯油の配達業者が家をまわり給油をしていました。

灯油の配達業者
「灯油がまた値上がりしまして…」

購入した客は灯油代を節約するため――。

灯油を買った客
「(値上げ)ショックなんですけど、静かに早く寝て、遅く起きて、なるべく部屋閉め切って生活しています」

客も業者も悩ます原油価格の高騰。

本田燃料電器 本田利博社長
「お客さんからは『また上がったの、また上がったの』それしか言われないですよね。結構困っています」

11月17日放送『news zero』より。

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