コロナ禍ならでは クリスマスのトレンドは
12月に入り、今年もクリスマスが近づきつつあります。コロナ禍でのクリスマスは2年目ですが、今年人気のプレゼントからは、コロナ禍ならではのトレンドが見えてきました。
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日に日に高まるクリスマスムード。サンタさんにお願いするプレゼントをまだ決めていない子どもは、参考になるかもしれません。
2日、日本玩具協会などが、今年のクリスマスのおもちゃの最新トレンドを発表しました。
メーカー担当者
「こちらマスクックという(マスクを)おしゃれに楽しんでつけていただけるように」
転写式のシールを不織布マスクの上に乗せ、10秒ほどこするだけ。アイロンいらずで、子どもでも簡単にマスクをデコレーションできるおもちゃや、本物そっくりの電動ドライバーでお花の形の“ねじ”をつけたり、はずしたりと、今人気のDIY気分が楽しめるおもちゃ、バーベキューで肉を焼く煙まで再現した、アウトドア用品メーカーとコラボしたリカちゃん人形などもあります。
東京玩具人形協同組合・伊吹文昭さん
「緊急事態宣言もあけて、ニューノーマルな生活にふさわしいおもちゃも、いろいろ出て、注目トレンドになっています」
ライフスタイルの変化が子どものおもちゃにも反映されているということです。
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大事な人と、ちょっとぜいたくな過ごし方も。プリンスホテルがクリスマスに向け提供するサービスがあります。
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 マーケティング戦略 伊藤菜月さん
「ホワイトクリスマスをイメージしたアフタヌーンティーでございます。大切な方と特別な空間でお楽しみいただければと思います」
“ヌン活”という言葉も登場するなど、ライフスタイルの変化で、ますます広がるアフタヌーンティーです。
“リベンジ消費”が期待される今年のクリスマス。ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町では、去年よりアフタヌーンティーの種類を増やしているということです。
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ありそうでなかったサービスも登場しました。東京・池袋にある東武百貨店が今年のクリスマスから始めたのが、プレゼントのアクセサリーなどを無料で預かってくれるサービスです。
記者
「お店で買ったアクセサリーなどのプレゼントを、クリスマスまで預かってもらえるんです」
引き取りの際には、バラの花を1本プレゼントする心憎い演出もあります。
きっかけは――
東武百貨店アクセサリー担当・海津匠さん
「ご自宅で過ごす時間がかなり増えている中で、奥様ですとか娘様に、クリスマスプレゼントを見つかりたくないというご意見がたくさんございました」
年に1度の大事なクリスマス。サプライズのお手伝いをしたいという思いもあるということです。