“学歴フィルター” マイナビが理由を説明
就職情報などを提供する大手「マイナビ」が学生を所属大学によって選別していた疑いがあることについて、マイナビが日本テレビの取材に答えました。
マイナビをめぐっては学生に送信したメールのタイトルに「大東亜以下」と記載していたことが明らかになり、大学名を基準に学生を選別する「学歴フィルター」を使っているのではないかとネット上で波紋が広がっています。
このタイトルの理由についてマイナビは日本テレビの取材に応じ、学生を「大東亜以下」とそれ以外の2つのグループに分けていたのは事実だと認めました。ただし、「そこで分けたのはちょうど学生の人数を半分ほどに分けられるから」だとしています。
担当者は「学歴で線を引いているじゃないかと言われたらそうなってしまうが、あくまでも人数を分けるための『区分』として使っていた。サービスの内容は『以上』でも『以下』でも同じものだ」としています。
マイナビからの文書での回答:「学歴によって募集する学生を変えるような設定を普段からしているといった事実はございません」
「当社は学歴によって一部の学生が有利になるようなことは行っておりません」
「キャリアアドバイザーの組織が2つあり、面談枠を管理する際に作業上、枠を2つに分け予約を受け付けています。枠の管理上、そのような名称を用いておりました。その管理作業をする際コピーしたワードがペーストされた、誤ったタイトルのメールが送信されてしまいました」
「本来であればメール配信前に複数人が内容のチェックを行うべきところを、その作業を担当者が怠ったことが原因です」
マイナビは文書でこのように説明し、「不要な誤解を与える様なメールをお送りして大変申し訳ございません」と陳謝しました。